■ヴィンテージ志向(経年変化の「味」を楽しむ)

賃貸向け オーナー様向け デザイン

極端な塗装仕上げをしていない、自然な状態の木は時間の経過とともに色が変わっていきます。

この変化を 「焼ける」といった表現で表すこともありますが、なんとも味わい深いいい色あいに変わっていくのです。自 然素材の良さのひとつです。新しい状態の木では丸太の芯のほうは赤っぽい色、丸太の縁のほうは白っぽい色をしていることが多く、製材 した際にはその差は比較的はっきりしています。住まいの一部として使われた木は、時間の経過とともに徐々 に色が濃くなっていってその差はやがて分かりにくくなっていきます。

杉の三層パネルの経年変化

新旧の杉の三層パネル(時間が経過すると同じ材料とは思えない本物の『味』が出てきます)

こうした色の変化は太陽の光による影響が大きいのですが、不思議に直接光が当たる部分だけではなく間接的 にしか光が届かない場所でも徐々に色が変わってきます。杉の場合は、写真のように深い飴色に変化していき ます。塗装で着色したものは傷がついたりすると剥がれてしまいますが、自然に変化する色は、傷がついてもその部分に光があたってまた変化します。放っておけば色が馴染み『素敵に色付く住まい』になります。

関連記事

カテゴリー

アーカイブ