パンドラの部屋では遮音性能を確保しやすい乾式二重床工法で床を施工しました。
今回の使用材料・工法は厳密な条件下での試験データもあるものですが、実際の現場での改善度合いについても確認すべく可能な範囲で計測してみました。
床の騒音は音の性質から、周波数によって高い音(スプーンを落としたりする音)低い音(人が走ったりする時の音)によって伝わり方、聞こえ方が違います。よって、GIS規格では遮音性能の評価についても高音・低音の二種類の試験を行うことになっています。
パンドラの部屋で施工している仕様はGIS規格に基づく試験場での試験データがありますが、同じ建物の中にリノベーション前(既存仕様)の部屋とリノベーション後(乾式二重床)の部屋があるので、実際の体感と騒音レベルを測ってみようということにしたのです。こういった工事前後のパフォーマンス比較が実際にできるのも、賃貸マンションオーナーであるからこそです。
以下、測定風景と結果です。
■既存仕上げの状態での測定結果
702テスト風景画像(動画)
↑約30センチの高さからスプーンを落下させました
↑約30センチの高さからタイヤを落下させました
702→602 データ(低音)
702→602 データ(高音)
■リノベーション完成後の測定結果【後日603または605退去後測定】
703OR704テスト風景画像(動画)
703→603 データ(低音) または 705→605 データ(低音)
703→603 データ(高音) または 705→605 データ(高音)